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めまい検査

めまい、ふらつきでご不安はありませんか?

めまい、ふらつきの患者さんは、はじめて起こると非常にびっくりします。急に気分が悪くなり、耳鳴りや吐き気、立ち上がれないこともめずらしいことではありません。「めまい」と言いましても、その感じ方・表現方法は様々です。ぐるぐると自分自身が回転したり、ふわふわと海の上で船に乗ったような感じ、 横や縦に引っ張られるような感じ、お酒に酔った時のような足元がふらつく感じ、頭から血の気が引いてゆくような感じ(立ちくらみ)などです。

めまい、ふらつきがあり、内科や脳外科の先生にCTやMRI検査をしてもらい「問題なし」と言われた方は結構多いものです。これらの検査は通常脳の中を見る検査ですので、耳が原因のめまいの診断はできません。めまいというと脳の病気というイメージがありますが、実は脳の病気からめまいが起きることはそれほど多くなく、耳の病気や自律神経の問題から起きることが多いのです。それは人間が耳の中にある三半規管で体のバランスをとっているからです。

めまいの治療において重要なのは、症状を起こしている原因を早期に見つけることですので、当院では、診断の際にめまい症状に関するカウンセリングを重視し、眼振検査、重心動揺検査、聴力検査を合わせて総合的な診断を行っています。

カウンセリングでは、めまいの起こり方、その時の様子、繰り返す具合、続く時間などを詳しくお聞きすることで原因を絞り込みます。それに合った検査をすることにより、治療計画を立てます。

眼振検査

目の眼球のぶれを眼振(がんしん)といいます。めまいの強い時には、裸眼でも確認できることもあります。頭を動かさずに、視線を上下左右に移して、その際に眼振が現れるかどうかを物を注視した状態で眼振の有無を調べる検査を注視眼振検査といい、物を注視しない状態で、眼振が起こるかどうかを調べる検査を非注視眼振検査といいます。目の焦点が合わないようにするためにフレンツェル眼鏡という検査用の特殊なメガネをかけて行います。

フレンツェル眼鏡は、厚い凸レンズが付いており、かけると、目の焦点が合わなくなり、物が見えにくくなります。検査する側からは患者の目が拡大されて見え、眼球の動きがよく観察できるようになっています。内耳の障害がある人は、非注視眼振検査で眼振が現れやすく、注視眼振検査では眼振が現れにくくなります。また、小脳や脳幹に障害のある人は、双方の検査で眼振が起こります。小脳や脳幹には内耳の働きを補う機能があり、内耳の障害によって眼振が起こりそうになると、物を注視することで眼振を抑えようとします。この小脳や脳幹の機能が正常に働かないと、ものを注視する注視眼振検査でも眼振が現れることになります。一方、障害が内耳にある場合は、小脳や脳幹の機能は正常に働くため、注視眼振検査では眼振が起こりにくくなります。

これだけでは、どちらの内耳の障害があるかは判断できません。そこで当院では、片方の耳の中に冷たい水また空気を入れて眼振の発現を検査します。内耳が健康な場合には、内耳の三半規管がこの冷水に刺激されて眼振がおこり、患者さんは回転性のめまいを訴えます。このめまいは、約2分で完全にとまります。しかしながら、内耳に病気があるときは、めまいがしないか、健康な側と比べてめまいを弱く感じます。この検査で、めまいを感じているときは、フレンツェル眼鏡をかけて、外側から眼の動きを見ていると、眼振が観察できます。この検査も、めまいの診断に欠くことのできないものです

重心動揺検査

重心動揺計とは、体のふらつき度合いを調べる検査です。
水平な台の上にまっすぐに乗っていただき、目を開けた状態で60秒間、その後目を閉じた状態で60秒間立っていただきます。
その間、足のどの部分に重心があるのかふらつきはどのくらいあるのかを検査します。60秒間立っているのが困難な場合は30秒でも検査は可能です。
検査中ふらついて倒れないよう、当スタッフが必ず横についておりますので、検査は安全に施行可能です。こうして客観的なふらつきの検査としてこの検査を行っています。

一般的にめまいの多くは、内耳と言われる耳の内側に起こる異常が原因であるといわれています。耳の病気が原因でおこるといわれているめまいは『良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、メニエール病めまいを伴う突発性難聴・中耳炎』などがあります。
上記の検査は、慎重におこなうことが重要でかつ経験豊富な検査技師におこなわれる必要があります。当院では関西医科大学滝井病院検査主任、日本平衡機能検査技術者評議員である甲斐正美氏に依頼しています。検査時間が1人約1時間程度必要となり、1ヶ月9人程度の予約検査となります。

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