1. くまざわ耳鼻咽喉科
  2. 新着情報
  3. 2020年
  4. 新型コロナウイルス感染症に対するくまざわ耳鼻科からのお知らせ

新型コロナウイルス感染症に対するくまざわ耳鼻科からのお知らせ

2020年6月27日

大阪において新型コロナウイルス感染症がやや落ち着きある様子ですが、今後予想される第二波も十分想定して、当院の取り組みをお伝えします。

2月23日から日曜日診療を中止していましたが、7月5日から日曜日診療を再開予定にしています。当日の電話予約をお願いします。

今年1月頃に中国武漢から発生したとされる新型コロナウイルス感染症は、当初日本にとり対岸の火事でした。2月には韓国に飛び火し日本を含む全世界に急速に感染が拡大蔓延し大勢の犠牲者が出てしまいました。当初新型コロナウイルスの属性が日本を含めて全世界でわからずその対応に苦慮していましたが、当院でも診療スタッフと相談し、迅速に対応するべく2月中頃から、正確な情報のないまま手探りで下記のように新型コロナウイルス感染予防対策を行ってまいり、今後の対応につきお伝えいたします。

院内清掃・消毒を徹底しています
医師や医療従事者の就業前後の検温記録とアルコール手指消毒の徹底とともに患者さんの来院・退出時のアルコール消手指消毒をお願いしています。さらに診療中頻回の各種手すり、ドアノブ、検査用椅子、筆記用具等の消毒をします。受付では透明ビニールパーテイションによる相互の飛沫感染予防。雑誌の利用の際には、アルコールタオルを設置し、利用者各自で消毒をお願いしています。なお当分の間新聞の提供は中断しています。

院内の換気に注意を払います
院内の入口、窓を常時開放することで換気を行っています。日本耳鼻咽喉科学会からの感染対応指針として、1-2時間毎に1回、5-10分の換気を推奨していますが当院では十分な常時換気をおこなっています。

通院頻度をできるだけ短くしています。
近年の医療技術、薬剤の進歩に伴い、耳鼻咽喉科領域の病気は適切な治療を行うと短期間で改善治癒することがほとんどです。当院でも開院当初から通院回数を最小限で完了することに心がけています。重篤な急性扁頭炎や急性副鼻腔炎は3日間の抗生剤等の点滴治療で改善することが多く、慢性中耳炎、慢性副鼻腔炎の治療は2週または1週に1回の通院をお願いし、アレルギー性鼻炎では、抗アレルギー剤・点鼻液の1ヶ月投与が基本で、経過がよければ2ヶ月投与を主流としています。めまい症状の方も、漫然と通院していただくのではなく、急性症状のひどいめまい期間をできるだけ短期間に抑えて、内服も不要な長期間投与を避ける努力をしています。手術が必要な方には、迅速に後方支援施設に紹介します。また、耳鼻咽喉科領域の病気に関してご不安のある方には、その問題点の重要度を判定し不安の解消をはかります。通常は1日の診療になります。

診療室内の待合状況の緩和について
診療所内での3密(密室空間、密集場所、密接場面)を回避することが、新型コロナウイルスを含めた各種感染症予防に不可欠であることは明白です。
 当院では、現在まで再診患者さんの定期的聴力・レントゲン・血液・エコー検査、およびめまい患者さん、急性扁桃腺炎や急性副鼻腔炎患者さんの治療期間を短期間で終わらす為の連日点滴治療の際や乳児・妊婦、重度各種身体障害者や高齢者等の社会的保護の必要性のある方に対してあらかじめ再診予約の上診療をさせて頂いてきました。その他の初診と再診患者さんには通常の受診をお願いし、時に長時間お待たせし、ご不快な思いとご迷惑をおかけしていたことと思います。さらに今回の新型コロナウイルス禍での経験を活かし診療所の空間がどうあるべきかを配慮していきたいと思います。

今後の予定として:
3か月以内にインタ-ネット予約の導入をするとともに、3ヶ月から6ヶ月をかけて、電話予約とインタ-ネット予約を含めた予約制の診療に移行し、並行してオンライン診療を導入し患者さんのために時間的・経済的な効率性の向上を目指します。

院内検査・処置・ネブライザー吸入に関して
当初日本耳鼻咽喉科学会から出された新型コロナウイルス感染症対応指針によると耳鼻咽喉科で行われるファイバー検査やネブライザーによる吸入処置(ネブライザー療法)は当初感染を誘発する可能性が否定できないという見解でした。
 ファイバー検査に関しては、患者さんが感染するのではなく、もし患者さんが無症候性の新型コロナウイルス感染状態にあった際に医療従事者への感染を危惧したものです。しかしながら、このファイバー検査が不可欠な場合には、患者さんのマスクはそのままで鼻孔だけすこしマスクをずらして検査をすることで、できるだけ感染拡大の予防対策を行います。
 ネブライザー療法は副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、咽頭炎、喉頭炎等の耳鼻科領域の疾患に幅広く使われている治療方法ですが、この治療機器自体にウイルスの感染、特に使用されている薬液にウイルスが混入すると、治療機器からエアロゾルと共にウイルスが器機で治療された他の患者さんの呼吸器内への流入と診療室内へのウイルスの拡散を引き起こす可能性を示したものです。最近になり(2020年5月7日)日本環境感染症学会かの対応ガイド第3版において、耳鼻咽喉科で使用する薬剤投与に用いるネブライザーの危険性はないという見解がでましたが、当院では6月末まで使用しない事を決め、その後経過をみて慎重に使用再開の判断を行います。

新型コロナウイルス感染症患者さんに対する予防策
当院は、基本的に新型コロナウイルス感染症の診断・検査と治療はできません。しかも肺炎を診断する胸部レントゲンやCT検査も不可能なので、肺炎や新型コロナウイルス感染症がご不安のある方は、保健所での帰国者相談センターか各病院の発熱外来へのお問合せをお願いします。現在PCR検査ができる施設をリストにして適切にお伝えする努力をしています。今後オンライン診療による情報提供も考えています。
 さらに、もし当院の外来に、万が一新型コロナウイルス感染症の疑いのある方が受診されるような非常事態を想定して院内マニュアルを作成しました。具体的には診療室内への入室をご遠慮頂き、診療室外ですべて対応します。まず患者さんを問診し、必要なら薬剤の投与、紹介状の作成、清算を行います。この状況で薬剤師を含めてすべての医療従事者は通常の診療を停止して手袋・フエイスシールドを使用し防護服等着衣の上で対応します。現在までインドから帰国された1名の方だけに対応しましたが、この際ウイルス感染症は否定いたしました。さいわい、現在まで当院で新型コロナウイルス感染症患者さんの発生はありませんが、もし発生するようなことがあれば、拡散予防のためその時点のすべての受診者動向の確認と迅速な連絡情報の発信と診療自粛を行います。
 しかしながら、最近の知見から発熱・咽頭痛を主訴とする咽頭炎や急性扁桃炎としか思われない方や全く症状のない方でPCR検査をすると陽性と判断されてしまう無症候性新型コロナウイルス感染症患者さんが少なからずおられ毎日の診療で緊張感をもって行うことが大切と考えます。

当院は患者さんが困った時に一番最初に訪れる最前線の診療所(ファーストライン)であることを自負しています
当院は、患者さんが耳鼻科の病気で困った時に最初に相談を受け、不要な検査をせず最小限の必要な検査を行います。そこで適切な治療と可能な手術を行い必要なら手術・入院治療を後方支援施設として最適で安心でき安全な状態で治療を受けられる病院を(ネクスト デステイネーション)責任を持って紹介することをミッションとしています。

新着情報Topへ戻る

pagetop